購入時期:2004年12月
タイヤといえば石橋さん(BS)かビバンダム(-_-)さんでしょう。スタッドレスに関してはこの2社の製品のデキに対して対しての評判が突出している。
特にミラーバーンでの性能でブリジストンがMZ-01,02,03と次々に他を圧倒するタイヤをリリースしてきたが、ついに真打ちともいうべき、ドライからアイスまで最高の性能をうたうREVO1を世に問うた。名前からして革命だ。こりゃあ買うしかないねと当然思う。
だが、それに真っ向ぶつけるかのようにミシュランが発表したのがX-ICE。もともとドライでの高速性能には定評のあるミシュランが、もろ"ICE"を全面に打ち出してきた。どちらが良いのか。どうせスタッドレスがいるのは週末のスキーの時ぐらいだからどっちでも良い(爆)。しかしネットで値段を調べると、こと冬タイヤに関して圧倒的なブランド力を誇るブリジストンをX-ICEは実売価格で僅差で上回っている!(ちなみにホームセンターでPirelliも調べたが、BSとミシュランの半値程度であった)
モノは値段なりと信じてここはX-ICEを買うことに。215 60R 16にアルミをつけて4本で12万弱だったかな?
買ったのはネットで見つけた名神タイヤ商会。また通販だ。サイトは買い物かごとか小じゃれたものはなく、男らしく見積もりメールを普通のメーラでごりごりと送りつけるものだが、メールの返信も早く(繁忙期だろうに)丁寧で好感が持てました。
おまけのアルミは3種類から選べる(ここがAUTOBACSだと安物は1種類に固定される)何でもイイやということで一番形状が純正に近い東洋タイヤのCREOLE V-LINEという代物。センターキャップのデザイン(ロゴの字体)が壊滅的にダサいのと塗装がいかにも安っぽそう、ついでに裏面には鋳造の際のスが入って深いヒビ状になっているのが気になるが、まずまず落ち着いた造形でオトナっぽい(おっさんくさいともいう)Lancasterにもあまり違和感なくはめることができた。おまけのアルミが曲がりなりにも有名メーカーブランドものというのはオトクなのでは?
肝心のタイヤの性能は・・・
5年を経過してひび割れだらけ(ただし7分山)となった純正GEOLANDAR G040オールシーズンとの比較ではあるが・・・
ドライグリップで勝る! パターンノイズが低い!
という、望外の結果がでた。また、当然ながらあたりは柔らかくロードノイズは低くハンドルは軽くなった。ブロック剛性、ケース剛性とも不足なく日常と高速での舵の利き味に文句はない。ブレーキのツッコミもタイヤのねっとりした感覚を感じさせつつも結構グリップが高く、粘る。コントロール性に優れる。ガリガリに峠を攻めたらどうなるかは知らないが、わざわざスタッドレスで攻めに行くこともなかろう。それよりこの優しい乗り心地を楽しみたいタイヤ。
雪道ではどうなんだ?
雪道走ってみた。
人間が歩いたら即滑ってこけるようなぴかぴかの氷の上でもない限り、日常の加減速やコーナリングに全く不安はない。1月下旬、中央自動車道諏訪IC降りてすぐの長い上り坂でノーマルタイヤ(といってもM+Sだろうが)のランクルやサーフが立ち往生したり路外に逸脱したりしているのを横目に、4000回転まで廻してしっかり加速しながら駆け上がってみせた。
(追記)3シーズンたった2007年の1月に氷結した湖の上を走ってみたが、氷の上に雪がわずかにでも載ってさえいればレガシィとX-ICEの組み合わせは最高であった。他車を寄せ付けない圧倒的なトラクション。ただしさすがにぴかぴかの氷の上だとグリップを失うのはほかと変わらなかった。
(さらに追記)2011.1 7シーズン目に突入(爆)。残り溝は存分にあるが性能は相当落ちてきた。高速道路で落ち着かない。ステアリングフィールが希薄。ダンピングが足りない。空気圧を高めにすると多少ましだが車体のヤレのせいもあるのか、手に汗握るドライビングになる。そして氷雪路。シャーベット状の湿った圧雪の上で2007年では体験しなかった呆気無いリアのブレーク。対向車がいないのをいいことに山中越で直ドリ>卍とかが超低速(40キロぐらい)でできちゃう。それでもABSのおかげでなんの工夫もなく速度を殺して姿勢を立て直すことができたが。
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