日曜日, 9月 25, 2005

パーツインプレ:Thuleスキーキャリア

ググって引っかけたVic2よりオンラインで購入。
レギュラー商品は近くのSuper AUTOBACSよりずっと安い。
送料もリーズナブルで在庫も豊富であった。
ただしAUTOBACSも限定品やら処分品やらがあって
ルーフボックスなど、モノを選べば結構オトクかも?
その場で買えば送料もかからないし、即持って帰れるので買い物のわくわく感(爆)があるし。
取り付け工賃は高いような気もするが、んでも、実際自分でつけるのは結構心理的に面倒なモノがあるので、そこまで考えれば許される額なのでは?

自分は通販なので、届いたら即、わくわく感が残っているうちに取り付け!
でも、来季はどうなるんだろう・・・(結局スキーにいくわくわく感でつけられました)

スクエアバー(鉄製)
T-トラック用専用フット(ランカスターのルーフレールは耳だけのタイプ)
AEROTILT スキーアタッチメント

スクエアバーはめっき鉄棒に分厚いポリエチレンの被覆をかぶせただけのもの。
説明書を見ずにフットをつけようとしてあれこれいじっていたら被覆の一部がめくれ上がった。被覆の密着性はほとんどないことが分かったが、めっき鉄棒の品質はまずまずのようでたちまち錆びてくることはない。さすがスウェーデン鋼?

造りは日本製とは違ってだいぶ大雑把。組み立て、取り扱いにもコツと力が必要。組み立てはひたすら六角レンチで沢山のねじを締めるだけなので単純っちゃあ単純だわな。ただしテキは重いので締め付け途中にふらつかせてクルマの屋根を傷つける可能性アリ。私は屋根にトランクから引っ張り出したカーゴマットやら何やらを敷いて作業した。
フットの取り付けはルーフレールをフットの基部(ゴムのパッド付)とクロメート処理された鉄板で挟んでねじで締め上げるのだが、この鉄板がどの角も見事に丸められていない切りっぱなしというところにまたもや日本人と毛唐(゜∀゜)との価値観の違いを感じたりする。この鉄板が接するのはルーフレールの裏でありもし傷が付いたとしてもまず目立つことはないのだが、気にする向きにはTHULE純正透明保護フィルムが売っている。まわりのルーフキャリアユーザーをしげしげ見ていると結構フィルムを使っている人が見受けられ、やはり日本人だなあと。ただ、フィルム貼りっぱなしだと劣化して余計もっさくなっていたりもする。

基本的には頑丈だがAEROTILTのフラップ(スキー板を挟む腕)のヒンジを途中位置で保持するストッパー(単なるプラスチックの出っ張り)がたちまち欠けて、ロックを解除するとびよーんと全開になる危険性がでてきた。フラップはそれなりに質量があるので、これがムチのように振り回されるといろいろなものが壊れたり人が怪我したりするかも。取り扱い注意である。

AEROTILTはアルミ押し出し材の本体にGFRPの操作ノブ、鉄線を曲げて作ったロック機構の組み合わせでこれらを摺動させてロックを操作するわけだが、これが日本人の感覚からすると異様に動きが渋い。小さなチューブに入ったグリスが付属してくるが焼け石に水である。クルマの屋根上ということもあり女の子が操作するのは非常に困難といえる。

AEROTILTの売りは水平に倒して収納できること。確かにこれは他のスキーキャリアにない利点である。見た目にすっきりするし、風切り音も低減できるはず。車高も稼げる。ランカスターはもともと立体駐車場にギリギリはいる車高であるが、キャリアベース(バー + フット)を付けた段階で少し車高が上がる。これで多くの立体駐車場はNGとなるが、まだギリギリはいるところもなくはない。これで普通のスキーキャリアをつけるとするとまったく論外の車高となるが、AEROTILTなら収納時はほとんどベースと変わらない車高となるのでまだチャンスはある。

風切り音についていえば、まずまず、といったところか。キャリアベースを付けた段階で「ゴーゴー」という乱流の音は覚悟できているし、AEROTILT収納時はこのゴーゴー音はベースのみとほぼ変わらないレベルにある。これは他のスキーキャリアより優れているといえる。
ただ、60キロになるかならないかでどこからともなく、っていうか明らかにキャリアから「ひゅぅう」というもの悲しい吸い出し音がする。ある程度の発生はしょうがない乱流の音と違って吸い出し音は原理的に対策が可能(笛になってる部分をふさいだら良い)だが、ちゃんと対策しておいてくれよメーカー。

まあ、いろいろ文句はあるものの、日本製と比べて決定的に見た目が上品、ということで事実上選択肢はこれしかなかったりします。国産キャリアの、っぽいロゴとか突飛な配色のデカールとかは何とかならないのでしょうか。ちなみに、THULEはスバル純正でもあります。

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